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とり魚(とり さかな)

讃岐(香川県)には、地域特有に古くから伝わる婚礼の風習があります。そのひとつ 「とり魚(とり さかな)」。「とり魚(とり さかな)」は、讃岐地方で結婚式で披露される「鯛そうめん」を使った「慶び」を表現するセレモニーです。

とり魚(とり さかな)

讃岐(香川県)特有のセレモニー「とり魚(とり さかな)」。

とり魚(とり さかな)

「鯛そうめん」が飾られた舟盛りを大きく振りながら、披露宴会場の通路を讃岐道中に見立て、讃岐伊勢音頭に合わせて練り歩きます。「振れば振るほど福が増す」という言い伝えがあります。

とり魚(とり さかな)

「とり魚(とり さかな)」の鯛は新郎(夫)、そうめんは新婦(妻)を表します。そうめんは海の波(=妻)、鯛(=夫)がどんな時も元気いっぱい泳げるように幾久しく支え続けます・・・という意味合いもあるようです。

「とり魚(とり さかな)」

「とり魚」で使われる「鯛そうめん」。瀬戸内海沿岸の広い地域に伝わる郷土料理です。鯛1尾を姿焼きにしたものを、茹でた素麺と一緒に大皿へと盛りつけ、鯛の身をほぐして、つけ汁もしくはかけ汁に合わせて食べます。

※讃岐地方では姿焼きにしますが、他の地域では姿煮にする場合もあります。姿煮の場合は、煮汁を混ぜて、つけ汁やかけ汁を作ります。

鯛を使った見栄えのする縁起物の料理のため、結婚式はもちろん、新家の棟上げ式や、年祝いなどでふるまわれます。もともとは豪華な家庭料理でしたが、今日では料理店やホテルのパーティ料理で見ることが多くなりました。

特に 結婚式では「鯛麺」を「たいめん(対面)」と読み、「両家が目出度く対面したのを祝う」と言う意味が込められています。また、「おめでたいことが長く続くように」との願いを込め、茹でた素麺を舟形の器に敷いて飾られます。

※尚、これらは、私藤田が、独自に集めた情報です。讃岐(香川県)内でも、地域によって異なる場合もあります。
 どうかご容赦くださいませ。
 また私の及ばない情報もあるかと思います。皆様からもご教示いただきたいと思います。どうぞお寄せください。