よく頂戴するご質問【今や結婚式に招待状は要らない?! 結婚式は誰のもの?父の名前で出したくない?!】
「結婚式 招待状」って、検索してみてください。
サイトの数は、ものすごい!!
今や、「結婚式のペーパーアイテム」なんて、
価格面でも、品ぞろえ面でも、
私たちは、ネット販売には、かないっこありません。
一方で、招待状のご相談件数は増えています。
皆さん、何にお困りなのでしょうか?
ネットではかなわないこと、
私たちブライダルプロデューサーにしか
できないことがあります(^^)v
「入籍をしているけど、新しい姓で送っても気づいて
もらえるかな?」
「今までいただいた招待状は、
お父様のお名前が差出人だったけど、
私には父がいなくて・・・。どうしたらよいのでしょうか?」
「招待者って、どうやって決めたらいいの?
誰まで呼ぶべきなの?」
などなど、多岐にわたってご質問をいただきます。
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フェアリー・テイルの店内にも、300種以上の招待状のサンプルがあります。
しかし、私どもでは「どれがいい?」とサンプル選びからスタートしません。
「どなたをお呼びするのか?」、「招待状で何を伝えたいのか?」
「招待状を送る時期は?」、「招待状をもらった方の気持ちは?」、など・・・
招待状を決めるプロセスとしては、
ちょっと遠回りと思われることかもしれませんが、
これは「良い結婚式」にするには、とても大事にしておきたい
ポイントなのです。
 
そこで、【招待状を発送するまでの進め方<前篇>】
についてご紹介させていただきます。
 
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【 招待状を発送するまでの進め方<前篇> 】
①ご招待者リストの作成
 ご招待者のリストアップは、お二人で決定するのではなく、
 ぜひ、ご両家のご両親様にもご確認いただくようになさってください。
 結婚式は、お二人はもちろんのこと、
 ご両家のご家族にとりましても、大切なセレモニーです。
 お二人が想像しているゲストだけでなく、
 ご両親がご招待を検討されている方もいらっしゃると思います。
 これは、時々起こりうることですが・・・。
 当初お二人が設定された招待客数よりも
 実際は大幅に増えてしまい、
 会場変更せざるを得ないという事態があります。
 招待状を発送するまでであれば、会場変更も可能ですが、
 くれぐれも、ご招待者のリストアップは綿密に行ってください。  
 また、近年は、メールやお電話でのお付き合いが当たり前になり、
 お友だちであっても、なかなか、ご住所を知らないケースも増えています。
 また、「○○ちゃん」などあだ名や、「○○部長」と通称でお呼びしている
 ことも多いので、招待者の方のご芳名を知らないケースもよくあります。 
 ご招待者のリストアップの段階で、必ずご住所やご芳名の確認も
 行っていただきたいと思います。
② 『招待状(返信付)』?
  または『招待状(返信なし)』?
 最近は、
 「親族ばかりだから」、「堅苦しいのはイヤ」、
 「出席がわかっている方を招待しているから」
 といった事情で、招待状は不要と仰るカップルも
 いらっしゃりますが、やはり、結婚式は大事なセレモニーです。 
  気軽な飲み会(笑)ではないので、
 "お招きする"というお気持ちを、きちんと表現したいものです。 
 決して、固く考えすぎる必要はありませんが、
 初めてお二人のお名前がそろう記念の印刷物ですから、
 ぜひ大切に考えていただきたいです。
〇『招待状(返信付)』(一般的なもの)
 返信はがきを同封して、
 はがきを返信いただくことで、
  招待者から出欠の確認をとる方法。
 招待状本文、返信はがき、会場地図(駐車場案内など)
 などを同封します。 
 発   送:2か月半~3か月前
 返信期日:発送から1か月後
 
上記の一般的な招待状に加え、
「出来るだけ無駄を省きたい」と仰るカップルには、
フェアリー・テイルでは、以下のようなご提案をしています。
〇『招待状(返信なし)』
 返信はがきを同封せず、
 電話やメールなどで事前に出欠の確認をしておき
 日時、場所などを再確認いただく意味で
 発送する方法。 
 ※招待者の方が少人数で、
 すべての方の出席の確認が事前に確認できている場合は
 この方法でも可能です。
 招待状本文、会場地図(駐車場案内など)
 などを同封し、必ず返信不要の旨を記載しておきます。
発 送:1か月~1か月前
③差出人は、『ご両家のお名前』?
 または『お二人のお名前』?
差出人を決めることで、結婚式の主催者を明確にします。
〇お二人のお名前
 「お二人のウエディグパーティー」
 お二人が主体的に結婚式を進める場合。
 ご両親やご家族、ご親族、一般的には主催者側に
 相当しそうな方々にも、お二人から感謝の気持ちを表現する
 結婚式にしたい場合。
 家と家の結びつきを強調するよりは、
 〇〇さん(新郎)と〇〇さん(新婦)、個人と個人の結びつきを
 大切にしたいとお考えの場合。
 例)親族食事会、会費制ウエディングパーティー、
   レストランウエディング、海外挙式後パーティーなど。
 
〇ご両家のお父様(またはお母様)のお名前
 「ご両家結婚披露宴」
 ご両親やご家族などが主体的に結婚式を進める場合。
 お二人からのもてなしでは不十分と思われるのではないか?、
 ご出席者には、お二人はもとよりご両家から十分なおもてなしを
 施したいと考えている場合。
 ご両家の跡取り様の披露など、家と家の結びつきを
 ご披露する意味合いが強い場合。
 ※お父様がいらっしゃらない場合、お母様でも問題ありません。
 例)ホテルウエディング、レストランウエディング、
   ご親族お顔合わせ会、など。  
〇お二人お名前+ご両家のお父様(お母様)のお名前
 「お二人のウエディグパーティー」
 お二人が主体的に結婚式を進めるが、
 お二人の年齢も若く、ご両家からのバックアップもあった方が
 ご出席者のおもてなしが十分調うのではないかと考えられる場合。
 お友だちや同僚には、
 お二人からのご招待の方が堅苦しくなくて良いが、
 上司や親族に対しては、
 お父様(お母様)のお名前があったほうが、手厚さを感じてもらえる場合。
 例)ホテルウエディング、レストランウエディング、
   ご親族お顔合わせ会、海外挙式後パーティーなど。 
〇ご両家のお父様(お母様)のお名前+お二人お名前
 「ご両家結婚披露宴」
 ご両親が主体的に結婚式を進めるが、
 お友だちや同僚には、お二人のお名前の方が親しみを感じて
 もらえると考えられる場合。  
例)ホテルウエディング、レストランウエディング、
   ご親族お顔合わせ会、海外挙式後パーティーなど。 
いずれかをご検討ください。
なお、主催者がどなたになるかによって、文面が異なってきます。
文例は、フェアリー・テイルにも多数ご用意しております。
お二人のお名前で招待状を発送される方が多くなりました。
最近は、結婚式のカジュアル化、少人数化に加え、
ご出席者も以前にくらべ、親族やご両親関係の方より、
お二人のご友人の比率が多くなったためと思われます。
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結婚式会場の選定や、ウエディングドレス探しなどにくらべ、
「招待状を発送すること」は、慣例や前例になぞって、
またサンプルを閲覧することなどで、
比較的安易に決めてしまうことも可能かもしれません。
でも、ちょっと立ち止まってください。
結婚式準備の初期段階で招待状を準備・発送します。
招待状の内容を、具体的に一つずつ、二人で掘り下げながら、
整理し、決めていくことで
結婚式全体のコンセプトやテーマが浮き彫りになってきます。
実は、この段階の作業に時間をかけることは、
「結婚式を成功させること」に直結していると
私は考えています。
「たかが招待状!」
「招待状なんて、すぐに捨てられちゃうもの!」
「面倒だからオマカセで!」
なんて考えずに、「良い結婚式」にするためにも
きちんと考えてみていただけたらウレシイ☆です。
別の機会に、
【招待状を発送するまでの進め方<後篇>】
をお届けいたします。































