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ブライダルプロデューサー 藤田徳子の幸せ会議(BRIDAL PRODUCER NORIKO'S NOTE)

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素敵な結婚式のご紹介(栗林公園 結婚式/秋編) ~【栗林公園結婚式(園婚)】は、この日の花嫁の晴れ姿を待っていた?!~

秋の栗林公園、紅葉が真っ赤に彩り、陽ざしの優しい日。
【栗林公園 結婚式(園婚)】は、
この日、この花嫁の晴れ姿を待っていたかのように、
讃岐の空に青空が広がりました。
「雨上がりの栗林公園がイチバン綺麗だ」という元所長の言葉通りでした。



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◆なぜ?
  お二人は、フェアリー・テイルの「栗林公園 結婚式(園婚)」を選ばれたのか?

「結婚式を挙げるのは、栗林公園しかない」
花嫁の思いが周囲を動かした。



新婦お父様はかつて栗林公園の名所長として知られた方です。
私(藤田)が、栗林公園で結婚式を実施できるようにお話をさせていただいた所長さんでした。
数年前、職場で突然の病に見舞われ、急逝されました。
当時、まだ、大学生だった新婦。
お父様の急逝以後、お父様が愛してやまなかった栗林公園に出向くと、
「お父様の面影をみるようで辛すぎる」と、
しばらくは栗林公園に足を運ぶことすらできずにいたそうです。
結婚が決まられた際、
「結婚式を挙げるのは、栗林公園しかない」と、
フェアリー・テイルを探してくださったそうです。
「栗林公園にいると、大好きな父に会える気がする」と新婦。

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◆お二人が、結婚式でこだわられた点は?

<こだわりポイントその1>

栗林公園の美しい景色を背景にした写真を
多くのバリエーションで撮影する。
しかも、前撮りでなくて、あくまでも結婚式当日に。


子どもの頃から栗林公園のご近所に住んでいた新婦。
子どもの頃は、栗林公園を寵愛するお父様から、いくら説明を聞いても、
栗林公園の文化的・歴史的・芸術的価値が理解できなかったが、
お父様を亡くしてから、栗林公園の価値が、少しずつ理解できるようになったという。
「美しい栗林公園の景色に溶け込みたい」
前撮りではなく、あえて、当日の写真撮影を希望。

当初、打ち合わせの段階では、観光客が少ない時間帯に写真撮影ができるようにと、
朝早い時間帯に花嫁支度をし、園内一円で写真撮影をする予定で
進行表や台本を調整していました。
ところが、当日朝から、まさかの雨!?
(↑弊社の栗林公園結婚式では、初の雨になる!?)
天気予報を見ると、時間をずらせば、雨も上がりそうでした。
そこで、急遽、スケジュールを調整することにしました。

栗林公園を管理運営する観光事務所さん、
公園の券売所さん、
和船の船頭さん、
挙式会場の掬月亭の担当さん、
司式の宮司さん、
司会者さん、
カメラマンさん、
美容師さん ・・・
あちこちに、スケジュール調整をお願いに上がりました。

≪当日、緊急対策した結果≫
   7:30~お支度開始 →9:30挙式リハーサル →10:00フォトツアー(園内写真)撮影
   →10:30新郎新婦和船乗船/ゲスト到着ウエルカム抹茶サービス
   →10:50親族紹介(親族紹介中に、和船が会場の前を通過し、歓声が挙がった。)
   →11:00挙式開式 ※時間通りに挙式開式できました☆

ご希望の、栗林公園内でフォトツアー(写真撮影)を開始する頃には、
雨もすっかり上がり青空が見え始めました。
園内を巡る新郎新婦は、あっというまに外国人観光客で囲まれました。
ただすれ違っただけの観光客までも幸せにしてしまう、花嫁の魅力です。



※本来、栗林公園は、国の特別名勝のため、
私的に行う行事である上に、各部門間の調整が必要なので、
本来、当日のスケジュール調整は、なかなか難しいことなのです。


<こだわりポイントその2>

ウエディングテーマは“空”。
空とつながる進行を取り入れたい。
青空の下でガーデンをめいっぱい利用したい。


新郎は母、新婦は父を、それぞれ亡くしていらっしゃいます。
天にいらっしゃる亡き母、亡き父を想う気持ち、
亡き母や亡き父も結婚式に出席してもらいたい。
但し、これら二人の気持ちは、出席のゲストに重く感じられないようにしたい。
 ↓
披露宴会場の商工奨励館北館バンケットホールには、
併設するプライベートガーデンがあります。
かつて、松平藩主の別邸である桧御殿が建っていた場所、
つまり側近の者しか立ち入れない場所が、
現在、バンケットホールのプライベートガーデンになっています。
気候が良い季節には、ガーデンの御利用をご提案しています。
今回は、披露宴の中盤、お色直しのタイミングで、ゲストみんなプライベートガーデンにて
ただくことにしていました。
お二人は、
「空に向けてバルーンを飛ばしたい(亡きお母様、亡きお父様とつながりたい)」
と、当初希望されていましたが、特別名勝の栗林公園でバルーンのリリースは法律上不可能
そこで、シャボン玉を会場いっぱいに飛ばすことにしました。
「シャボン玉は消えてしまうので記録(写真)に残らないのではないか?
(つまりお母様とお父様が写らない)」
と心配されていましたが、
シャボン玉も映り込み全員で集合写真が撮影できました。


プライベートガーデンでは、雨上がりの青空の下で、
デザートを楽しんでいただきました。
新郎と新郎が呼びかけた友人たちによる「恋ダンス」のサプライズもステキでした(*^_^*)


フェアリー・テイル挙式事例:香川県高松市の栗林公園で秋の結婚式

<こだわりポイントその3>


オリジナルウエディング☆
自分たちらしく、自分たちで手作りしたアイテムで
ゲストを迎える。



招待状作成段階から、お二人での手作りをスタートされました。
前日、フェアリー・テイルにご持参いただいた荷物量は・・・(@_@;)!!☆
私、19年間この仕事をしていますが、恐らく、過去最高の量といっても、
過言ではないと思います。
 お二人の熱心ぶりに心動かされ、新婦のお母さんからも
「お母さんがこれ用意したいわ」といったお手伝いもあったようです。


お二人と家族で創りあげたおもてなしの気持ちは、ゲストに届いたことまちがいなしです。

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◆ブライダルプロデューサーとしての幸せ・・・

花嫁さんから一通のお手紙をいただきました。(一部抜粋します)


「結婚が決まり、いろいろ式場を廻りましたが、どれもなんかピンとこなくて・・・。
  私にとって大切な人たちが集まってくれる一日が、もし栗林公園だったら。
お父さんが言っていた
“もっと魅力を知ってもらえたら。実際に来てもらわないとわからない”
につながるのかなと、諦めずに、ずっと探していました。
そんな中、出会えた藤田さん。 
藤田さんは、私の夢を叶えてくれた人です。」


この日、前日の夜からずっと雨が降っていました。
これまで、栗林公園の結婚式を手掛け始めて、
雨が降ったことはありませんでしたから、
「こんな日に限って・・・」と、とても悔しい気持ちでいました。

挙式が開式するまでには、雨もすっかりやみ、
その後、披露宴が開宴する頃には、青空に変わっていました。
新婦が
「お父さんが昔、よく言っていました。雨上がりの栗林公園がイチバン綺麗だ、って。
イチバン綺麗な栗林公園をみんなに見てもらえそうです。」
と仰いました。
結婚式が、まだ始まってもいないのに、すでに私は、涙がこらえられませんでした。

今から15年くらい前、私は何度も、
栗林公園で結婚式をさせていただきたいと交渉に出向いていました。
ところが、回答はいつも同じ、
「栗林公園の350年以上の歴史において、結婚式の前例はない。
栗林公園はお庭の国宝で、イベント会場ではない。」
と断れ続けられていました。
そんな折、当時、栗林公園の所長に就任されたばかりの、
新婦のお父様の新聞記事(だったか?)を拝見しました。
「これからの栗林公園は、お庭の国宝だからって管理しているだけではダメ、
ただ眺めているだけではだめ。
活用してこそ初めて、未来にこの価値をつなぐことができる。」
といったコメントでした。

「若いカップルにも栗林公園を注目してもらうためにも、
栗林公園での結婚式開催を検討いただきたい。」
と、当時の所長(新婦のお父様)にお話しました。
「前向きに検討したい」というご回答、一歩前進したことを感じました。
そんな折に、栗林公園新任所長の急逝のニュースが飛び込んできました。

あれから、7年。
栗林公園は、この日の花嫁の晴れ姿を待っていたかのように、
讃岐の空に青空が広がりました。
「雨上がりの栗林公園がイチバン綺麗だ」という元所長の言葉通りに。

栗林公園で結婚式を行う迄には、10年間以上にわたり、相当の苦労が伴いました。
今、栗林公園で、一般的に結婚式が挙げられるようになった
弊社の実績を喜ぶというより、
一組のカップルが、
栗林公園に特別な思いを馳せる一人の花嫁さんが、
念願の結婚式を果たせていただけたことを大変光栄に思っています。


結婚式のプロデュースは、
マスで考えるのではなく、
目の前にいる一組一組のカップルと向き合うことが
とても大切なことだと、
改めて実感した、素敵な結婚式になりました。


フェアリー・テイル挙式事例:香川県高松市の栗林公園で秋の結婚式

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