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ブライダルプロデューサー 藤田徳子の幸せ会議(BRIDAL PRODUCER NORIKO'S NOTE)

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「箱に入ったままの婚約指輪をどうする?」/指輪の交換と婚約指輪について

本記事では、結婚式を控えた花嫁さんの疑問や不安、お悩みに回答しています。
最近、このようなご相談をよくいただきます。

入籍して1年が経ちます。
入籍の時に結婚指輪を交換したので、指輪はもうかれこれ1年間は付けているのに、結婚式で、もう一度指輪交換をするべきですか?

婚約指輪をもらっていますが、職場で付けるわけにもいかず。 かと言ってコロナ禍でおでかけする機会がなく、ずっと箱に入ったままです。 婚約指輪、どうしたらよいですか?

こういったお悩みは、結婚式を控えた「花嫁さんアルアルご事情」ですね。
「結婚するおふたりには、至福の瞬間を迎えていただきたい、感動的な結婚式を挙げていただきたい」、そう願いながら、結婚式のプロ、ブライダルの専門家として精一杯お手伝いさせていただいています。

「結婚式で指輪交換は、必ずするべきか?」

いいえ、結婚式で指輪交換はしなくても構いません。

キリスト教式でも神前式でも仏前式でも、もちろん人前式でも、必ずしなければならない儀式や演出ではありません。

なぜならば、指輪の交換は、キリスト教、神道、仏教など宗教上、結婚を成立する儀式ではないからです。
結婚式の近代化において演出のひとつとして取り入れられたものなのです。むしろ、宗教的にみれば元々はないものなのです。

そもそも宗教にとらわれることのない人前式では、カップルの希望に合わせて、挙式の進行や演出をアレンジします。指輪交換も、希望があれば取り入れるし、なければ取り入なくても構いません。



「一度付けた結婚指輪、外してもう一度交換?!」


「愛を誓って贈り合った結婚指輪、外してもう一度交換?!」という行為に違和感を覚える方もいらっしゃるはずです。であれば、きちんと事前に司式者の祭主さんや牧師さんに指輪交換はしない旨を説明し、進行から外してもらいましょう。決して、不躾な相談でも恥ずかしい依頼でもありませんので、躊躇することなく安心してお話しておきましょう。

「やっぱり指輪交換はセレモニーとしてしておきたい!」という方は、長く付けている結婚指輪は結婚式前にお手入れしておきましょう。なぜならば、指輪の交換セレモニーは、写真として必ず残しておきたいシーンです。綺麗な指輪を写真に残したいですよね。また、リングピローや三宝に載って、出席者の目に触れますので、恥ずかしくない状態に仕上げておくことがポイントです。

お手入れは、購入したジュエリーショップに持ち込めば、日常生活で入ったキズも綺麗に磨き上げをしてくれます。ハイブランドのジュエリーショップの場合は、メーカーに一度送ってメンテナンスという場合もあるので、早めに準備しておきましょう。



「箱に入ったままの婚約指輪、どうしましょう?」


結婚式の日に出席者に披露しましょう!
挙式で結婚指輪を交換し、その後、婚約指輪を重ね着け(婚約指輪を上に)するのがお勧めです。

婚約指輪の重ね付けの手順

●挙式前の準備(神前式の場合)

神前式では、二人の結婚指輪のみ、お祓い・祈祷してもらいます。婚約指輪は一緒に供えません。
結婚の象徴である結婚指輪、お二人が今後歩む道にいささかの禍も起きないようにお祓いしてもらいます。また、神道では結婚は、御両家の結びつきを考えます。したがって、結婚指輪には、家族みんなの幸せが永遠であることの願いも込められています。

●挙式前の準備(キリスト教の場合)

キリスト教でも、二人の結婚指輪のみ、祭壇に置きます。あるいは、リングボーイがいれば、結婚指輪のみ運んできます。婚約指輪は祭壇に置くこともなく、リングボーイが運ぶこともありません。
キリスト教発祥の西洋の慣習では、指輪は左手の薬指にはめると愛情を示すといわれています。結婚指輪(マリッジリング)には誠実・貞節という意味があり、愛情を誠実・貞節をもって相手と教会に誓うというセレモニーです。

●挙式中(神前式、キリスト教式、人前式の場合)

神前式、キリスト教式、人前式、挙式スタイルに関わらず、指輪交換のセレモニーを取り入れる挙式では、結婚指輪を着ける指には何も着けないのが一般的です。
宗教上の指輪交換の意味合いはありませんので、宗教上こうしなければならないというきまりはありませんが、ビジュアル点から指輪交換する指には何も着けていないほうが純真で美しいと見えます。

●挙式後の重ね付け(神前式、キリスト教式、人前式の場合)

挙式で結婚指輪を交換し、その後、婚約指輪を重ね着け(婚約指輪を上に)します。
挙式でも婚約指輪を付けておきたいというのであれば、指輪交換に関わらない「右手」の薬指に婚約指輪を付けておくことをお勧めします。挙式後、右手から左手に付け替えることで重ね着けができます。
結婚式当日は、何かと混雑の中、紛失などが心配ということもあるでしょうが、これなら紛失することもなさそうですね。



プロポーズの際、彼からもらった大事な婚約指輪ですね。コロナ禍とはいえ、結婚するおふたりには、至福の瞬間を迎えていただく、感動的な結婚式を挙げていただくためにも、婚約指輪にも出番を用意してはいかがでしょうか。



関連タグ:まとめ コロナ結婚式 プレ花嫁サポート 演出アイデア 神前式 結婚式の疑問

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